55名の著名な有識者によって審査され、旭化成を含む3社にCI Flexo Tech技術イノベーションアワードが贈られました。
2023年11月15日東京(日本)及びブリュッセル(ベルギー)発:旭化成株式会社と、その子会社でフレキソ樹脂版開発のパイオニアであるアサヒフォトプロダクツは、本日、AFPTM-R低溶剤フレキソ印刷樹脂版が11月3日に名誉あるCI Flexo Tech技術イノベーションアワードを受賞したことを発表しました。この栄えある賞は、55名の著名な有識者により審査された3社に贈られ、旭化成もそのうちの1社に加わりました。
旭化成は、約半世紀にわたり、より地球環境に優しいフレキソ印刷ソリューションを提供することに取り組んできました。旭化成では、Solvent ZEROというキャッチコピーで溶剤不要な製版システムの実現を推進しており、お客様が自社のフレキソ印刷作業においてサステナビリティを向上できるようサポートしています。受賞した樹脂版はSolvent ZEROへのロードマップの中の重要な通過点です。印刷会社と製版会社の大半は、今も溶剤洗浄樹脂版を使用していますが、旭化成では、この低溶剤樹脂版を印刷作業に導入すれば、溶剤の使用量を削減し、溶剤に関連する環境への影響を抑えられるという即効性があるだけではなく、旭化成のAWPTM-DEW CleanPrintカーボンニュートラル樹脂版などの水現像フレキソ版の採用により、Solvent ZEROを達成するという最終的な目標も設定することができるようになると期待しています。環境面での利点のほか、旭化成のAFPTM-R低溶剤樹脂版は、プリプレスおよび印刷の生産性も高めます。この樹脂版を使用すると、樹脂版の洗浄速度を高め、乾燥時間を大幅に短縮できるため、品質を犠牲にすることなくトータルで生産速度が向上します。
AFPTM-R樹脂版は、独自のポリマー技術を特徴としており、中国の大手製版会社である三利社で採用されています。その結果、三利では、優れた印刷品質、高速印刷洗浄、溶剤使用量の低減をはじめ、大幅な利益を得ています。
CI Flexo Tech技術イノベーションアワードは、Xi’an Aerospace Huayang Mechanical and Electrical Equipment Co., Ltdの高効率・高品質フレキソ印刷カラールーム乾燥機のほか、Shanghai Miaohua Software Co., Ltdのベルベットドット・インテリジェント・フレキソ印刷ソリューションにも贈られました。
55名の著名な有識者が一堂に会して出品作を審査し、China Daily Chemical Industry Associationのインク部門事務局長のShang Yumei氏が審査員長を務めました。
旭化成では、フレキソ印刷会社および製版会社向けのSolvent ZEROへのロードマップをはじめとした、サステナビリティイニシアチブを現在展開しています。その一環としてこの偉業を達成できたことを誇りに思っています。