2019 年 6 月 11 日東京/ブリュッセル発 – フレキソ印刷用感光性樹脂版開発のパイオニアである Asahi Photoproducts 社は、本日、9 月 24 日から 27 日までブリュッセルで開催される Labelexpo Europe に再び出展する旨を発表しました。今回の展示会における Asahi 社出展ブースは Stand 5a34 です。Asahi社が手掛ける全てのフレキソ版製品群が展示されます。今回の展示会で注目されるのは、Asahi 社の CleanPrint 技術です。これは年月をかけて進化しておりクリーンフレキソ印刷の業界基準となった技術です。
「インキを全て被印刷体に転写することを可能にし、画像をさらにクリーン化するとともに、樹脂版洗浄のための印刷機停止回数の減少が、Asahi社が開発した革新的なフレキソ印刷版技術によって実現されました。この技術が市場に初めて導入されて以降、当該技術に関する価値観は一変しました」と語るのは、Asahi 社テクニカルマーケティングマネージャーの Dieter Niederstadt 氏(博士号)です。「樹脂版の品質と性能の向上を継続することは無論のこと、この技術の価値は、それがもたらす品質や生産性というメリットをはるかに超えるものであることをお客様から学びました。この技術により、製版工程において揮発性溶剤の必要がなくなるため、製版工程が短縮化されました。加えて、お客様が期待する省エネ化、変わらぬ優れた品質と印刷生産性(OEE)の維持が実現されるのみならず、製版時間が短縮され、無駄が省かれ、印刷の所要時間も短縮されます。これらのメリットのすべてが結果的に、他社のどの版よりもはるかにクリーンな製版工程とフレキソ印刷工程を生み出します。」
Labelexpo では、Asahi 社は CleanPrint 技術が最初に採用された、高評価を頂いている AWP™ DEW 水現像フレキソ版を特集します。「お客様が市場で最も幅広い被印刷体にクリーンに印刷できるよう、この技術を当社のポートフォリオの他の印刷版に徐々に移行する計画です」と、Niederstadt 氏は付け加えましす。
Asahi CleanPrint >のメリット
Asahi CleanPrint の目的は軽印圧印刷を促進することです。軽印圧の促進により、印刷版の寿命が長くなるとともに、製版時の印刷品質の再現性が一定します。この特性は、印刷版の表面エネルギーを減少させ、印刷時の被印刷体へのインキ転移性を向上させる、Asahi 社独自のポリマー技術によって実現されます。
CleanPrint には印刷時の中間色エリアでのインキ絡みを低減する有益な効果があるため、版洗浄回数が減り、印刷機停止回数が削減されて、持続可能性の高いフレキソ印刷工程が実現されます。Niederstadt 氏は次のように語ります。「当社のお客様は提供できる印刷の品質に心から満足されているとともに、製版時間の 50%削減、総合設備効率(OEE)の 30%以上の向上も達成しています。」
Asahi Photoproducts 社の CleanPrint およびその他の製品の詳細については、www.asahi-photoproducts.com をご覧ください。
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メディアの方へ:Asahi Photoproducts 社担当者への 1 対 1 の取材をご希望の方は、Monika Dürr (monika.d@duomedia.com)までご連絡ください。
AWP 版: Labelexpo において、Asahi 社は CleanPrint 技術が最初に採用された、人気の高い AWP™ DEW 水現像フレキソ版を特集します。
製品画像
Plate Technology Time: AWP™ 水現像フレキソ版は、印刷版交換において溶剤版よりも効率的です。
Asahi Photoproducts 社について
Asahi Photoproducts 社は 1971 年に設立された旭化成株式会社の子会社です。フレキソ印刷用感光性樹脂版の開発ではトップクラスの先進企業に数えられています。高品質なフレキソ印刷技術を開発し、イノベーションを継続すると共に環境に配慮した印刷を推進することを目標に掲げています。