新しい製版システムが
溶剤洗浄液によるVOCの排出量を削減し、環境に配慮したソリューションを獲得しました。
2022年6月7日東京(日本)及びブリュッセル(ベルギー)発:フレキソ印刷用感光性樹脂版のパイオニアである旭化成は、本日、BWJ Graphics社(米国ミズーリ州ジョプリンに本拠を構えるフレキソ印刷業界屈指の製版会社)が、従来のフレキソ印刷樹脂製版システムをAWPTM水現像製版システムに切り替えたことを発表しました。同社は以前、VOCが発生する溶剤現像製版システムを使用しておりましたが、お客様からのより短い納期のご注文や高品質かつ環境に優しい版材を求める声が高まっていました。BWJ Graphics社は、こうしたお客様からのニーズに応える為、より持続可能なソリューションを求め、旭化成およびその代理店であるWikoff Color Corporationと提携することにしました。
「このようなお客様からのニーズに応えるためには、旭化成とWikoffと提携し、旭化成のAWPTM水現像フレキソ樹脂版に切り替えることこそが、理想的なソリューションであるということに気付きました。」そう語ったのは、BWJ Graphics社社長のScott DeLano氏です。「AWPTM水現像フレキソ樹脂版の主な利点は、製版時間を短縮できることです。これにより、お客様からの急なご注文にも迅速かつ柔軟に版を作成することができるようになりました。納品期間の短縮は、既存のお客様の満足度を高めただけではなく、新しいお客様の獲得にも繋がっております。さらに、お客様への優れた製品のご提供だけでなく、我々のサービス全体についての賛辞をいただくことが増え、非常に満足しております。」
溶剤が不要
AWPTM水現像フレキソ印刷版は、溶剤を使用せずに、短い時間での製版を可能とします。また、AWPTM水現像フレキソ樹脂版にも搭載されている旭化成独自のCleanPrint技術では、新たな樹脂設計を取り入れて印刷版の表面張力をコントロールすることで、高品質の印刷パフォーマンスを提供しております。このCleanPrint技術により、版上のインキの残留量が減り、そのことによりインキがらみが抑制され版洗浄の為に印刷機を停止する回数が減少し、印刷効率が大幅に高まるだけでなく、印刷時のに生じる廃棄物量も減らすことを可能としました。環境面、生産性を両立させる、サステナビリティなフレキソ樹脂版が誕生しました。
環境に優しい旭化成社のフレキソ印刷版ソリューションの詳細については、Asahi Photoproducts.comをご参照ください。